LPガス、都市ガス、灯油、電気…ご家庭で使われるさまざまなエネルギーの中において、
LPガスには、安心安全に使用できて環境にやさしく災害にも強いという、優れた特徴があります。
LPガス(LPG)とは、Liquefied(液化)Petroleum(石油)Gas(ガス)の頭文字をとった、液化石油ガスの略称です。
プロパンとブタンを主成分とする炭素と水素の化合物で、「プロパンガス」とも呼ばれています。
LPガスは、容器（ボンベなど）を利用し戸別に供給しています。
地下に埋設した導管を使う都市ガスと違い、点検で異常がなければすぐに使えます。そのため、災害時に速やかに復旧し、避難所や仮設住宅のエネルギーとして利用されています。
このことからエネルギー基本計画で、「LPガスは災害に強い分散型エネルギー」として高い評価を受けています。
新潟県中越沖地震では、LPガスはわずか1日で復旧を実現させ、避難所生活の支援にも大いに貢献しました。
災害で、さらに被害を大きくするのは火災です。
阪神・淡路大震災では、地震発生後10日間で神戸市内では、175件の火災が発生しました。
原因の特定できた81件の約6割は、電気の漏電やショート、都市ガスの漏洩を原因とした二次災害でしたが、LPガスを原因とする火災は１件もありませんでした。
これは、LPガスの自動的にガスを遮断する安全システムが機能した結果です。
LPガス販売店は、お客様の安全を守るために、さまざまな保安サービスを行っています。以下の７つの保安業務(法定点検)が義務付けられています。●LPガス容器（ボンベ）からガスメーターまでは「供給設備」と呼ばれ、LPガス販売店が責任を持って点検と維持管理を行います。
●ガスメーターの出口からガス器具までは「消費設備」と呼ばれ、法律上の管理責任はお客様にあります。
●保安業務は、無料で行います。「消費設備」の修理や改善が必要なときは有料となります。
LPガスには多彩な安全機器があります。
ガスの流れや圧力の異常、地震発生時（震度５以上）等の場合に自動的にガスを遮断し、警告を表示します。
空気より重いLPガスの性質を利用して、ガス機器付近の床面に近い場所に設置します。ガス漏れを検知しブザーや音声で異常を知らせます。
機器の不完全燃焼などで発生した一酸化炭素を検知し、ブザーや音声で知らせます。
ゴム管が外れるなど、ガスが大量に流れると、ヒューズ機能で自動的にガスの流出を止めます。
LPガスは、製造時（一次エネルギー）から使用するご家庭まで、エネルギーロスがほとんどない効率のいいエネルギーです。
LPガスのコンロとIHコンロを比べてみると、やかんの水伝わったエネルギーが同じ100であっても、製造時（一次エネルギー）、ガスは179しか使っていないのに対し、電気は302も必要とします。
コンロに限っての効率は、ガス55.6％に対し電気90％で、電気の効率がよくみえます。しかし、製造・輸送時の効率は、ガスはロスがゼロなのに対し、電気は火力発電所の排熱ロスや送電線での送電ロスが大きいため、総合的にみると、効率がいいのはガスだと分かります。
これらの法改正等に対して標準的なLPガス料金を開示することになりましたので、弊社の標準的なLPガス料金をお知らせいたします。
(令和4年5月現在)
料金につきまして、2カ月に一度ガス輸入価格と為替価格を加味して見直しを行っています。
※その他、ガス給湯器・暖房機・エコジョーズをご利用のお客様へお得な料金もございますので、お気軽にお問い合わせください。